電池は冬になると…∼タスクの豆知識∼

補聴器の電池の大半は、「空気電池」という特殊な電池を使用します。
見た目はボタン電池とあまり違いがないのですが、酸素に触れることで発電する仕組みになっています。
そのため、周りの環境に影響を受け、電池寿命が変わります。
特に冬場は電池寿命が短くなるといわれ、35%以上短くなることがあります。
主な要因としては、乾燥、低温、暖房による二酸化炭素濃度の上昇がいわれています。
電池寿命が短くなる冬場ですが、使う前や保管の仕方により、電池寿命を延ばすことができます。

①シールを剥がしてから、1分ほど待ちましょう。

シールを剥がした直後は、電圧が上がりきっていないので、すぐ補聴器に入れないようにしましょう。

②電池を保管する際は、+面(平らな面)を下にして置きましょう。

+面には電池に酸素を取り込むための小さい穴があいています。その穴を塞ぐよう下に向けて保管しましょう。

③朝、電池を使う前に手で温めましょう。

夜中など低温下では、電池の電圧が下がるので、補聴器に電池をいれる前に30秒~1分ほど電池を軽く握ってみましょう。

電池交換が早くなったと感じられる方は、ぜひ試してみてください。
※電池の最適な保管場所は、15℃~20℃の換気の良い場所です。