補聴器を使っている方の災害対策|地震・停電・避難に備えて準備しておきたいもの

7月から今日まで日本全国で大きな災害に見舞われています。

今年は特に水害の被害が深刻で、大規模な浸水が各地で発生してます。

災害はいつどこで起きるか予想ができません。今のうちに備えておきましょう!

補聴器をお使いの方にとって、災害時の「聞こえ」をどう確保するかは、とても大切な防災対策のひとつです。

避難指示や防災無線、周囲からの呼びかけなど、災害時には音から得られる情報が重要になる場面があります。

そこで今回は、「補聴器を使っている方が災害に備えて準備しておきたいものや、停電・避難時に気をつけたいポイント」をご紹介します。

補聴器を使っている方が災害に備える理由

災害時には、テレビやスマートフォンだけでなく、周囲の人からの声や館内放送、サイレンなど、音によって情報を得る場面があります。

特に避難が必要になったときには、

– 避難指示や呼びかけを聞く
– 家族や周囲の人とコミュニケーションを取る
– 避難所で必要な案内を聞く
– 自分の周囲で起きていることを把握する

といったことが重要になります。

そのため、補聴器を使用している方は、普段から「災害が起きたときにも補聴器を使えるようにする」ための準備をしておくことが大切です。

補聴器の防災対策で準備しておきたいもの

1.補聴器の予備電池

電池式の補聴器をお使いの場合、まず準備しておきたいのが「予備の補聴器用電池」です。

災害時には、停電や交通機関の乱れなどにより、補聴器店へ買いに行けない可能性があります。

防災バッグなどに予備の電池を入れておき、定期的に使用期限や状態を確認しましょう。

また、補聴器の電池には種類があります。
「自分の補聴器に合う電池が分からない」という場合は、普段利用している補聴器店で確認しておくと安心です。

2.充電式補聴器の充電対策

最近は、充電式の補聴器も増えています。

充電式補聴器の場合、災害による停電が長引くと、補聴器を充電できなくなる可能性があります。

そのため、

– 補聴器の充電器
– モバイルバッテリー
– 必要なケーブル

などを準備しておくと安心です。

ただし、補聴器や充電器によって充電方法が異なります。

「モバイルバッテリーで充電できるか分からない」場合は、事前に補聴器店へ確認しておきましょう。

3.補聴器を保管するケース

災害時には、補聴器を一時的に外さなければならないこともあります。

避難所などで補聴器を外した際に、紛失や破損を防ぐためにも、補聴器ケースを用意しておきましょう。

「補聴器を外したら必ずケースに入れる」という習慣をつけておくと、避難生活でも安心です。

4.補聴器の乾燥・保管用品

雨や水濡れ、避難生活中の湿気など、災害時には補聴器が水分にさらされる可能性があります。

普段使用している乾燥ケースや乾燥用品がある場合は、防災用品と一緒に準備しておくとよいでしょう。

ただし、補聴器によって適切なお手入れ方法は異なります。
水に濡れてしまった場合などは、自己判断せず、取扱説明書を確認するか、補聴器店へご相談ください。

停電したときの補聴器対策

災害時に特に注意したいのが「停電」です。

電池式の補聴器であれば予備電池を用意しておくことで対応できますが、充電式補聴器の場合は充電方法をあらかじめ確認しておく必要があります。

また、停電時には照明も使えなくなることがあります。

補聴器だけでなく、懐中電灯などの防災用品もすぐ手に取れる場所に準備しておくと安心です。

避難するときは補聴器を忘れない

災害が発生して慌てて避難すると、普段身につけているものを忘れてしまうことがあります。

補聴器を外している時間帯に災害が起きた場合は、補聴器を持って避難できるよう、普段から補聴器の定位置を決めておくことがおすすめです。

特に就寝時に補聴器を外す方は、

「ベッドのどこに置くか」
「ケースをどこに置くか」

を決めておきましょう。

避難所で補聴器を使うときのポイント

避難所では、多くの人が同じ空間で生活するため、普段の生活環境とは大きく異なります。

人の話し声や物音が多い環境では、補聴器を使用していても会話が聞き取りにくくなることがあります。

そんなときは、

「耳が聞こえにくいため、正面からゆっくり話してください」

など、周囲の人に聞こえにくいことを伝えることも大切です。

こうした内容を書いたメモを防災バッグに入れておけば、必要なときに周囲へ伝えやすくなります。

家族にも「補聴器を使っていること」を伝えておく

災害時に大切なのは、補聴器そのものの準備だけではありません。

家族や身近な人に、

– 補聴器を使用していること
– 補聴器を外すと聞こえにくくなること
– 話しかけるときは正面から声をかけてほしいこと
– 補聴器や電池をどこに保管しているか

などをあらかじめ伝えておきましょう。

本人だけでなく、周囲の人も「どうすれば伝わりやすいか」を知っておくことが、災害時の安心につながります。

補聴器の防災バッグを作っておきましょう

災害時に必要な補聴器用品を、ひとまとめにしておくのもおすすめです。

補聴器用防災セットの例

– 補聴器ケース
– 予備電池(電池式の場合)
– 補聴器の充電器(充電式の場合)
– モバイルバッテリー
– 必要な充電ケーブル
– 乾燥・保管用品
– 補聴器の取扱説明書
– 「耳が聞こえにくい」ことを伝えるメモ

すべてを用意する必要はありません。

ご自身が使用している補聴器に合わせて、「これだけは必要」というものをまとめておくことがポイントです。

災害への備えは「何も起きていない今」に

災害はいつ起こるか分かりません。

いざというときに補聴器が使えない、電池がない、充電できない……という状況にならないためにも、普段から準備しておくことが大切です。

まずは今日、

「補聴器の予備電池はあるか」
「充電器はすぐ持ち出せるか」
「補聴器を保管する場所は決まっているか」

を確認してみてはいかがでしょうか。

補聴器の災害対策についてもお気軽にご相談ください

「自分の補聴器には何を準備しておけばいい?」\
「停電したとき、充電式補聴器はどうすればいい?」\
「防災バッグに何を入れたらいいか分からない」

このような疑問がありましたら、お気軽に補聴器店へご相談ください。

お使いの補聴器に合わせて、電池や充電方法、保管方法などをご案内いたします。

「災害が起きてからではなく、何も起きていない今だからこそ。」

大切な「聞こえ」を守るために、補聴器の防災対策を始めてみませんか?

認定補聴器専門店 タスク補聴器