7月から草加市で補聴器助成制度スタート!

梅雨に入り、湿った暑さが続いていますね。皆様、体調にはお気を付けください。

補聴器の助成制度を始める自治体が年々増えています。
草加市でも7月から助成制度が始まります。
今回は、助成制度が増える背景と草加市の助成制度について解説します。

【目次】

1.助成制度とは

2.背景には

3.助成制度を利用できる人

4.草加市の助成制度

5.まとめ

助成制度とは

購入した補聴器の費用を自治体が負担することです。自治体が提示する要件を満たしていれば、助成制度を利用できます。
助成内容は自治体によって異なりますが、多くはお金の給付です。上限額を設定し、全額または一部を自治体が負担する仕組みです。一部自治体では、補聴器を給付するところもありますので、お住いの地域の助成制度を確認するのがいいでしょう。

背景には

では、なぜ近年補聴器助成制度を始める自治体が多いのでしょうか。それには、2つの要因が考えられます。
1つ目は「補聴器の価格」です。
補聴器の相場は、3万円~50万円ほどといわれています。片耳で先ほどの金額なので、両耳に補聴器を使う場合は、2倍の値段がかかります。金銭面で補聴器を諦める方が多いという声を受け、各自治体で助成制度を始めるところが増えています。

2つ目は、「認知症予防のため」です。
難聴と認知症の関係をご存じでしょうか。厚生労働省は、2015年に「難聴が認知症の危険因子の1つである」と発表しました。難聴により、人との会話が億劫になり、孤立してしまうと認知症になりやすいとのことです。
しかし、難聴は予防できる要因とも言われています!
補聴器をつけることで、耳から入る情報量を保つことが予防につながると考えられています。
新潟県では、耳鼻咽頭科学会が中心となり、認知症予防のための補聴器助成に向けた取り組みを始めたことで、約30の自治体で助成制度が利用できます。この数字は、都道府県別でみると最多の数となっています。

助成制度を利用できる人

助成制度は、難聴者全員を対象にしているわけではありません。難聴レベルも4つに分かれています。
比較的軽い難聴から、軽度難聴→中度難聴→高度難聴→重度難聴となります。
助成制度を利用できる人は、中度難聴が多いです。(※対象者は自治体によって異なります)
中度難聴者は、普通の会話で聞き返したり、聞き間違いをすることが見受けられます。補聴器を検討するのも、中度難聴者が多いといわれています。
しかし、自治体によっては、医者の判断に一任しているところもあるので、お住いの地域の助成制度をご確認ください。

高度・重度難聴者には、助成制度ではなく、聴覚の障害者手帳が交付されます。
助成制度とは別の制度ですが、こちらは国で行っている政策なので、お住いの地域関係なく利用できます。
こちらは、お金による助成ではなく、聴覚障害等級により、補聴器が交付されます。
※聴覚の障害者手帳交付対象者には、助成制度は利用できません。

助成制度の利用を考えている方は、まずは耳鼻咽喉科にて聴力がどの程度なのか把握することが大切です。
難聴レベルによって、利用できる制度が変わりますので、お気を付けください。

草加市の助成制度

対象者(次のすべてに該当する方)

・草加市に住民登録がある65歳以上の人
・耳鼻咽喉科の医師が補聴器の必要性を認めた人
・申請受付日時点で住民税非課税である人
・聴覚の障害者手帳交付対象ではない人

内容

・1人1台1回限り
・上限2万円(補聴器本体購入にかかる費用のみ)

申請受付開始日

2023年7月3日から

お問い合わせ

草加市役所長寿支援課 相談支援係
こちらをクリックすると、草加市助成制度のページに移動します。
お手続きについても、草加市のホームページでご確認ください。

まとめ

聞こえないというのは、人との会話に困るだけでなく、様々な場面で困ることがでてきます。
例えば、街中を歩いている時、自動車や自転車が近くを通る。聞こえないと音だけで距離感を測るのは難しいです。また、右・左どちらから来ているかも判断がしづらく危険な状態です。
補聴器は、会話、コミュニケーションを豊かにするだけでなく、安心安全に暮らすためのお手伝いをしています。
タスク補聴器は、草加駅東口徒歩4分 草加市役所近くにお店がございます。草加市の助成制度について、詳しく知りたい方はお気軽にご来店ください。また、ホームページからのお問合せも承っております。
こちらからお問合せ・来店予約ができます。ぜひ、ご利用ください。

認定補聴器専門店 タスク補聴器